雪の上に残った野生動物の足跡

ビレッジの別荘地内にはたくさんの野生動物が生息
しています。
しかし野生動物の多くは夜行性のため昼間はめった
に出会うことはできません。
雪の降った後は野生動物たちの足跡が残ります。
雪の上に残った足あとから、動物の種類を探って
みましょう。

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ウサギの足跡(しゃくなげ平)

ウサギの足跡は一番わかりやすい足跡です。
横に並んでいる二つの足跡が後ろ足、縦の二つが前足です。
うさぎは前足をついたあと後足を広げて前に出るため後足の
足跡が前につきます。
ビレッジの別荘地内のうさぎは年々減少しています。??

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ホンドリスの足跡(朝日ヶ丘)

可愛らしい爪あとが残っていました。
ウサギの足跡に比べるとひと回り小さく、前足と後足の
足跡が並んで残っています。

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ニホンジカの足跡(しゃくなげ平)

ヒズメが二つあるのでシカの足跡もわかりやすい足跡です。
体重が重いので雪の中に食い込んでいます。
シカは近年増加傾向にあり昼間でも比較的簡単に見かけ
ることが出来ます。

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キツネの足跡(白樺平)

キツネの足跡はほぼ一直線に続いており、シカと比べると
歩幅が短いのが特徴です。
ビレッジの別荘地内では近年キツネが増えてきています。

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テンの足跡(桜見山)

両足を揃えるのが特徴で、テンは見かけることが難しい
動物で、写真はテンと思われますが、イタチも同じ歩行
なので見分けることは困難です。
地元猟師の方に伺ったところ、「この付近ならテンでし
ょう」とのことでした。

ビレッジの別荘地内にはご紹介した他にも様々な
動物が生息しています。
足跡の観察も冬の風物詩としてお楽しみください。

冬季の準備は完了!!

蓼科高原もいよいよ雪のシーズンが到来です。
この時期はビレッジ敷地内に除雪車が出動します。
様々な除雪車両がありますのでご紹介させていただきます。


ランドクルーザー(2台)
スタッドレスタイヤに履き変え、雪を掻く「ハイド板」を取付けて準備完了。
機動力のあるランドクルーザーは様々な場所で活躍します。


いすずエルフ(2トンダンプ)
パワーを活かして主に幹線道路などに使用されます。


トラクターにハイド板を設置した「ホンダマイティー」
こちらは小回りが効き、主にマンション周りの除雪に使用します。


大型除雪機(WADO SS304)
各除雪車で道路に寄せた雪をこの大型除雪機で遠くへ雪を飛ばして
道路幅を確保します。


グレーダー 一番パワーのある除雪車です。
車両の中央に雪を掻くハイド板が付いています。
この除雪車は大雪の場合や幅の広い道路(幹線道路、準幹線道路)
などで活躍します。

これから本格的な積雪シーズンに備え、管理事務所では準備万端です。

管理事務所の気象観測記録

ホームページの中段右に「今日の蓼科」として気象観測記録が掲載されて
おりますが、皆様ご存知でしょうか?

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気象観測は管理事務所の敷地内で行い、今日の天気、現在気温(AM9時現在)、
最低気温、前日最高気温、降水量、降雪量、積雪量を掲載しています。

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?気象観測データは1989年5月から現在まで18年間毎日記録しております。

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温度計で現在気温(AM9時)、前日の最高気温、当日最低気温を計測します。

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缶に溜まった雨水をシリンダーに移して降水量を計測します。

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降雪量と積雪量はこの目盛りで計測します。
今後、雪が降ったら測量方法を紹介いたします。

さて、地球温暖化が進んでいると言われておりますが、蓼科の直近3年間の1月と
8月の気象データを比べてみました。

2005年 管理事務所 観測標高1325m

気 温

1月

8月

最高気温

4℃

29℃

最低気温

-14℃

11℃

平均気温

-4.72℃

20.22℃

2006年 管理事務所 観測標高1325m

気 温

1月

8月

最高気温

7℃

28℃

最低気温

-16℃

11℃

平均気温

-5.14℃

20.75℃

2007年 管理事務所 観測標高1325m

気 温

1月

8月

最高気温

4℃

28℃

最低気温

-13℃

15℃

平均気温

-3.25℃

20.47℃

上記3年間の時系列データからは温暖化の傾向を明確に読み取ることは
できませんでした。

これから蓼科は雪の季節を迎えますので年末年始にご来荘される際は
足元に十分お気をつけください。