冬に備えて

蓼科の木々は落葉し、いよいよ冬を迎えます。秋から冬シーズンのゴルフ場のティーグランドには、夏にはお目にかかれない1本の鉄の棒が置いてあります。この道具は『ティーボーリング』といいます。氷点下を記録するような気温が低い時にはティーグランドが凍結し、ティー(第一打の際ゴルフボールを乗せる道具)を地面にさすことができないことがあります。ティーボーリングの取っ手を持って、ティアップしたい場所に落とすと、穴が空きます。そこへティーをさすことでティアップがしやすくなります。しかし、カチカチに凍っている時はこのティーボーリングをもってしても穴が空かない時があります。その時は、すでに空いている穴を探してティアップをします。

鹿は季節に関係なく良く餌を食べている印象がありますが、冬になり雪が降れば餌が減るので、今の時期はいつもよりたくさん食べて冬を迎える準備をしているのだろうと思います。

空気圧のチェックやホイールバランス調整が必要ですので、ショップでのタイヤ交換をおすすめすめしますが、冬に備えて自分で夏タイヤからスタッドレスタイヤへ交換をしました。ジャッキアップをしてタイヤを外します。一つのタイヤにつき4個のナットで締めます。ナットには向きがあり丸みを帯びた側をタイヤに押し当てて締めます。ナットの向きを間違えてしまうとタイヤが外れて事故につながる可能性があるので、ナットの向きには特に気をつけます。

スタッドレスタイヤの溝には『プラットホーム』が着いています。プラットホームは冬用タイヤとしての使用限度を示すサインで、新品タイヤが50%摩耗したことを示す段差です。このプラットホームが露出してしまうと冬用タイヤとしては使用できません。また、タイヤの側面にはタイヤの製造年月日が刻印されています。アルファベット以降の4桁の数字で確認することができます。4817であれば、48と17の二桁にわけます。前の48が『週』、後の17が『西暦』を表します。2017年11月27日から12月3日に製造されたタイヤということです。タイヤは摩耗以外に経年劣化によるひび割れなどで、タイヤの性能が下がってしまうことがあるので、製造年月日も確認する必要があります。