蓼科ビレッジでは、ここ5年ほどの間に山荘を購入される方が増えてきたように感じます。
5年前、世の中は大きく揺れていました。人混みを避ける必要があり、周囲との距離を保てる自然を求めて、蓼科に足を運ばれた方も多かったのではないでしょうか。「マスクを外して、森の中で深呼吸したい」——そんな思いが、山荘購入のきっかけになったのかもしれません。
テレワークの普及も後押しとなり、仕事場も兼ねて山荘を選ばれる方もいらっしゃいました。また、災害時を想定して「二拠点生活」を始める方も見受けられました。あの出来事は、多くの人にとって、暮らし方を見直す契機となったのでしょう。
最近では、別荘を探している方の多くが「夏の暑さ」を理由に挙げられます。都会では一日中エアコンをつけて過ごすと聞きますが、蓼科ではエアコンを設置している山荘はまだ少数派です(最近は設置される方も増えてきているようですが)。蓼科の夏の過ごしやすさが、改めて注目されています。
2010年代もそれなりに暑かったとは思いますが、今ほどではなかったはずです。蓼科の自然の中で過ごす時間の価値が、ますます高まっているように感じます。