Tateshina Days
動物言語学者の鈴木俊貴さんの著書、
『僕には鳥の言葉がわかる』を読んでいます。
——というより最近は、目が疲れないAudibleで“聴いて”います。
この本では、とりわけシジュウカラの鳴き声が、単なる「鳴き声」ではなく、意味を持つ“言葉”であることが紹介されています。
天敵の種類によって鳴き分け、仲間に具体的な情報を伝えているというのです。たとえば蛇を見つけると「ジャージャー」と鳴くのだそうです。さらに、鳴き声を組み合わせることで意味が変わることまで分かってきたといいます。
そんなことを思いながら、しばらく放置していたトレイルカメラの中身をチェックしてみました。
ヒマワリの種もなくなったままで、正直あまり期待はしていなかったのですが、予想に反して小鳥たちがにぎやかに動き回っていました。
おまけに、テンやリスまで訪れていたようです。
シジュウカラたちは、どうやらグループで行動しているようです。
シジュウカラ、コガラ、ゴジュウカラ、ヤマガラが、順番に餌をついばみにやって来ます。
みんなが一斉に食べることはありません。
一羽ずつ、さっと降りてきて、種をくわえるとすぐに飛び立ち、少し離れた木の枝でゆっくりついばんでいるようです。
そこには、私たちには聞き取れない合図や約束ごとがあるのかもしれません。
「次はどうぞ」
そんな声が、本当に交わされているのではないかと思えてきます。
これまでは映像ばかりに目が向き、鳴き声はあまり気に留めていませんでした。
けれどこれからは、さえずりにも耳を澄ませてみようと思います。
森の“会話”を想像しながら映像を見るのは、これまでとはまったく違う楽しみになりそうです。
そういえば先日、我が家の台所の換気扇のあたりで、とてもきれいに鳴く鳥がいました。
姿を見ようと外に出ると、素早く飛び去ってしまい、結局なんの鳥かわかりませんでした。
地味な色合いだったような気もしますが……。
もしあのとき、鳴き声の意味が少しでもわかっていたら、
あの鳥は、いったい何を伝えようとしていたのでしょうか。(和)


