蓼科の冬春遊び

蓼科周辺には蓼科山・八ヶ岳と登山者に人気の山々があります。

また、冬山登山においても比較的登りやすく人気があります。

好天に恵まれれば山頂景色は格別でしょう。

すずらん峠駐車場 蓼科山登山道入口

駐車場は満車でした

蓼科周辺にはスキー場がいくつも点在しています。

今シーズンのスキー場営業期間も残すところ1か月程となりました。

休日(撮影日)ということもあり賑やかでした

先日長野県民限定ではありますが、一日リフト券が“半額”に 『県民割』スタート、県内在住者に限り、アウトドアなどの予約サイト「アソビュー」https://www.asoview.com/でクーポン券が購入でき、県内スキー場の1日リフト券が半額になります。

 

 晴天の中、気持ちよさそうでした

長野県民限定という制約はありますがこの機会にスキー場へ出かけてみるのは如何でしょうか。

スキー場情報

ここに掲載したものはほんの一例です、多種多様に遊び方はありますのでご家族やご自身にあった良いものをチョイスしてみてください。

積雪情報(2021.2.19)

今朝は管理事務所で-10℃まで下りました。
ここ2,3日は風が強く、気温も低い日が続き、とても寒かったです。
今日の午後、気温はプラスに転じて、とても暖かく感じました。
週末は暖かそうです。
しゃくなげ平50cm こぶし平40cm 白樺平35cm

雪が降ったあと兎の足跡があります。
でも姿を見た人はあまりいないですね。
とてもかわいいのですが、めった姿を現しません。
夜に行動しているのですね。

蓼科の冬の風景

今年の冬は 寒い日が多く 冬らしい冬という感じです。

横谷渓谷の氷瀑群が、かなり大きく成長しておりました。

いつもの年ですと横谷渓谷の遊歩道に行かないと見ることはできませんが、今年は 滝見平の道路から見える場所がありました。

蓼科の冬は 寒さが厳しいですが 冬ならではの風景が見られます。

それぞれの季節の風景を楽しんでいただきたいです。

蓼科高原の夏至・冬至と太陽

蓼科高原の雄大な大自然の中、季節ごとに優美な景観を造り上げる四季は今年も夏至と冬至を迎えます。毎年めぐりくる四季と夏至・冬至は太陽とどのような関係にあるのでしょうか。

令和2年の夏至は6月21日。蓼科高原での日の出午前5時5分、日の入り午後7時00分。1年で一番日照時間が長く13時間55分を観測。

一方令和2年の冬至は12月21日。蓼科高原での日の出午前7時20分、日の入り午後4時32分。1年で一番日照時間が短く9時間12分を観測。

夏至の日の出 麦草峠より昇(地点 糸萱口)


冬至の日の出 権現岳より昇(地点 糸萱口)

夏至と冬至で異なるのは日の出、日の入りの時刻や日照時間差だけではありません。当然寒暖差(夏至日の最低気温12度、最高21度・冬至日の最低気温マイナス11度、最高マイナス3度)があり日の出、日の入りの場所や風景も違います。

では、なぜこのような違いの現象が起きるのでしょうか。

夏至の日の入り 穂高岳方面へ沈む(地点 R299の11号カーブ)


冬至の日の入り 木曽駒ヶ岳方面に沈む(地点 R299の11号カーブ)

夏は暑く冬は寒くなるということを私たちは当たり前に思っています・・・。この差は太陽と地球の距離1億5千万kmを近くなったり遠くなったりすることには関係がないようです。それは地球が太陽に対して23度27分の傾斜角度が原因していることにあります。

地球儀も23度27分の傾斜角度をもっています

この傾斜角度によって地球は南半球と北半球において日照時間と温度差が生じます。とりわけ日本では夏至の日照角度77度と冬至の日照角度30度の差が春夏秋冬の四季を生じさせます。ちなみに太陽に対してこの傾斜角度がなければ日本は一年中同じ温度で同じ殺風景の季節でしょうね。

山の季節の移り変わり

北横岳の秋山風景(地点 八子ヶ峰)


北横岳の冬山風景(地点 八子ヶ峰)

実はこの傾斜角度23度27分が私たちの生活の中に大きく影響することになります。つまり四季の織り成す自然の風景・気象・暦、桃や端午の節句などの五節句をはじめ夏至冬至・春分秋分を含む二十四節気など睦月元旦から師走大晦日まで季節ごとの行事・催事・風習・食べ物・祭りなどすべての文化がこの傾斜角度をものの見事に取り入れ深く関わっていくことにはただただ驚くとともに感嘆せずにはいられません。

季節にともなう食文化の一例

七夕のスイカ(7月7日)


土用丑の日のうなぎ(7月19日)


冬至のカボチャ(12月21日)


お正月のお餅(1月1日)

太陽についての豆知識

太陽はなぜ光と熱をだすのでしょうか。

太陽が光っているのは原子核反応をしているからです。核融合反応でヘリウムという原子を作り出す時に膨大な光と熱を出すということです。この光が地球に達する時間はわずか9分足らずです。また、太陽は地球のように固体ではなく流体で自転もしています。体積というと地球に比して130万倍ですからいかに大きいのか分かります。このことは臼田宇宙空間観測所に縮図で太陽との距離ならびに大きさを比較した模型がありますので見学に行き実感しては如何ですか。

太陽の恩恵

昼間はこうして地球へ光と熱のエネルギーを届け人類とすべての生物を育ててくれます。このように太陽がなければ地球上の万物はもちろん地球自体も生存していくことはできません。

一方、夜はあの満天の星へ輝をもたらせ夜空にあの美しい幻想的な世界を造ります。「竹取物語」のかぐや姫と月・NHKドラマ「妻はくノ一」の彦星と織女星の出会い・星座のエピソード・一瞬の流れ星への願いなど星空へのロマンは尽きることはあません。

♬ この広い夜空いっぱい咲く星を

ひとつ残らず あなたにあげる

虹にかがやく ガラスにつめて ♬

作詞 小薗江圭子  作曲・歌 森山良子

「この広い野原いっぱい」の歌を思わず口ずさみます・・・。

夏至日の部分日食(6月21日 雲が多く観測不能 地点 管理事務所)


秋分の日の太陽 (9月22日 地点 管理事務所)


中秋の名月 (10月1日 地点 管理事務所)

太陽は今後100億年以上光り続くとのこと。地球では西暦がようやく2020年経つことを思うとまさしく100億年は天文学的な数字そのものですね。

これからも太陽はこの雄大な蓼科高原にも美しい四季とともに夏至・冬至を永遠に贈り続けてくれることでしょう。