食欲の秋・実りの秋はキノコ狩り


???????? マツタケに似ているサマツ(オオツガタケ)

食欲の秋・実りの秋と言えばキノコ狩りです。
今年は厳しい残暑の影響で、キノコの発生が遅れ、収穫量も少ないと言われています。
しかし、これから地温が下り雨が降れば、本格的なキノコ狩りのシーズンを迎えます。
本日はビレッジ一番のキノコ採り名人、上原さん同行しました。


???????地面から顔を出したばかりのジコボウ

キノコ狩りの楽しみは、なんと云っても食べることにつきます。
そして天然のキノコは、その時期にしか口にすることの出来ないまさに旬の食べ物です。

また調理方法は様々で、味噌汁、鍋物、おろし和え、炊込み御飯、バタ-炒め、ホイル焼きなどがお勧めです。


<蓼科ビレッジ内で採集できるキノコの種類>
上原さんの話では9月~11月にジコボウ、サマツ、カヤザマツ、ホンシメジ、キシメジ、ムラサキシメジ、ホテイシメジ、チャナメタケなどが収穫できるといいます。

それでは本日採れましたキノコを皆様に紹介いたします。

◆◇ ジコボウ(ハナイグチ) ◇◆

ジコボウは、カラマツの林に生え、八ヶ岳周辺では、一番人気のきのことして地元の人たちに親しまれています。

特徴として、傘の色が濃い赤茶色で、柄が黄色くつばもはっきりしていて、表面にはヌメリがあります。

◆◇ オチョコダケ(ホテイシメジ) ◇◆

秋にアカマツやカラマツなどの林内に群生します。

酒を飲む時のおちょこに似ている姿から「おちょこだけ」などとも呼ぶ地域もあります。

◆◇ サマツ(オオツガタケ) ◇◆

この地方ではマツタケに良く似ているオオツガタケをサマツと呼びます。
?(一般に早期にできる松茸を早松と呼ぶ地方もありますが、こちらとは違います。)
このキノコは、松茸よりも美味しい!という人もいるくらいで、?代表的な食べ方は炊き込みご飯です。

このキノコを見つけるのは大変に難しいと言われます。

キノコ狩りのコツは場所、時期、探し方がポイントになり、それらは繰り返し経験し、回数を重ねることによってつかめるものです。
初めはキノコをよく知っている人に案内して貰い、教えて貰うのが一番の近道でしょう。


食べごろのサマツ(オオツガタケ)を収穫できました。

<毒キノコに注意!!>
毒キノコの中には、食べられるキノコとよく似た、専門家でも見分けのつきにくいものが多くあります。採集の注意としては・・・

①キノコに対し、知識を持った人と採取するようにしましょう。
②食べられるキノコとはっきりわかっているもの以外採らないようにしましょう。
③素人鑑別は危険です。
④本や図鑑の写真と実物では色の見極めは難しいと言われます。
⑤確実に食べられるキノコと分からないものは人からもらったり譲ったりしないようにしましょう。

<マナーを守りましょう。>
山にゴミを残さない、他人の敷地内には入らない。
?これらを守って、楽しい秋の味覚をお楽しみ下さい。

蓼科ビレッジ環境整備事業 <その1>

さて今回、ビレッジニュースなどで皆様にお知らせしております「環境整備事業」をリポートいたします。

蓼科ビレッジ運営の二大テーマの一つである「環境整備事業」の中で、現在は十文字幹線上水道本管・道路本舗装工事を実施しております。
この工事は「上水道及び幹線道路整備5ヵ年計画」の中で、夏季前に行われた桜見山幹線に続く、第2弾の大規模工事です。


    工事前の十文字幹線道路 (T字)

工事箇所は十文字平幹線道路 下図(十文字平251号~十文字平92号)です。
工事期間は9月10日~11月13日です。
9月14日現在の工事箇所は地図の赤い部分です。

この工事の目的は経年劣化が進みつつある上水道及び道路について、これまで毎年補修工事等で対応して参りましたが、今般、本格的な改修を行うものです。


現場はTの字になっていて、上水道の本管取替えと配水池をリフォームすることになります。


さて、この上水道及び幹線道路整備5ヵ年計画の担当は矢崎さんです。
円滑な工事進行と隣接した区画に断水が無いよう配管を整えるなど、事前準備に徹してきました。


     古い本管を掘削して取り出します。


        新しい本管、取付け完了。


?  本管埋設の後は道路舗装工事に入ります。

メンバーの皆様には期間中、迂回路を利用いただくことになります。
工事期間中、何かとご迷惑ご不便をお掛けすることになりますが、何卒ご理解、ご協力をいただきますよう、よろしくお願いいたします。

蓼科日記では引き続き工事の進行状況をレポートして参ります。

不思議なサンダル?

ビレッジ内の敷地を走っていると時々、道路の真ん中にサンダルスリッパが転がっている風景を目にします。
通行中、誰かが落としたものでしょうか?
ご存知の方も多いでしょうが・・・・・

そうです。犯人はキツネ君です。

彼らは山荘の周りでサンダル、スリッパを見つけると、くわえて持ち去ってしまうと聞きます。
食べ物でもないのに・・・
彼らの遊び道具なのでしょうか?

そして、なぜか盗まれたサンダル達は「道路」に置かれているのです。

それにしても「これって本当にキツネ君の仕業なのでしょうか?」
私も、この目で実際に見たことはありません。(皆様はありますか?)
少し疑いの気持ちで管理事務所の高野さんに訊ねると、
「それじゃ、キツネの巣穴を案内しようか?」と誘われ好奇心旺盛な私は「お願いします!」と即答。

これがキツネ君の巣穴です。
ビレッジ敷地内の標高1550mくらいのところにありました。
石垣のように積み重ねられた岩穴が彼らの住処です。
周りには複数の岩穴があって、中でトンネルのようにつながっているようにも見えます。

どうやらこの場所はファミリーで生活しているのかも?
さらに巣穴の奥を覗いてみると・・・・

あれ?・・何と??

?サンダルスリッパが並べられているではありませんか!
巣穴の入口から奥まで、まるでオブジェのように飾られているかに見えます。
?


そういえば最近、子供に読んだ絵本を思い出しました。
ポカポカホテル(作:松岡 節 絵:いもと ようこ)という絵本です。
物語はママのスリッパをくわえて走るキツネを「ちょっとまて~」と追いかけて、トンネルを抜けると、そこは小さな動物たちが冬ごもりする「ポカポカホテル」。
とても不思議なホテルのお話です。

できることなら、彼らの会話を聞いてみたいものです・・・・・

( by アトム )